BEVの輸出が倍増

ドイツ連邦統計局は13日、電気自動車(BEV、乗用車)の1〜8月の輸出台数が52万台となり、前年同期を103.9%上回ったと発表した。金額ベースでも99.2%増の239億ユーロと倍増している。

最大の仕向け先国はベルギーで7万3,000台を記録。これにオランダが7万2,000台、英国が7万1,000台、米国が5万1,000台で続いた。

ハイブリッド車(HV)の輸出台数は48万7,000台で、前年同期を15.5%下回った。輸出額は207億ユーロ。最大の仕向け先は米国で、5万5,000台だった。

純粋な内燃機関車は110万台で、前年同期を15.5%上回った。輸出額は420億ユーロ。仕向け先の上位3カ国は米国(14万2,000台)、英国(11万8,000台)、中国(11万6,000台)となっている。

BEVは輸入台数も66.6%増の30万8,000台と大きく伸びた。金額ベースでは92.2%増の98億ユーロとほぼ倍増している。最大の輸入先国は中国で、2位は韓国、3位はフランスだった。

HVの輸入台数は27.9%減の24万2,000台と大幅に落ち込んだ。プラグインハイブリッド車(PHV)への購入補助金が昨年末で打ち切られたことが背景にある。金額ベースでも21.0%減の83億ユーロに低下した。

純粋な内燃機関車の輸入は台数ベースで11.4%増の76万8,000台、金額ベースで21.6%増の186億ユーロ。輸入先の主要3カ国はスペイン、チェコ、スロバキアだった。