ドイツ連邦統計局が16日発表した9月の卸売物価指数(2015年=100)は前年同月比4.1%減の132.9(2015年=100)に低下した。同指数の下落は6カ月連続。過去最高となった22年9月(138.6)を4.1%下回っている。
全体を最も強く押し下げたのはこれまで同様、石油製品で、前年同月を19.8%下回った。石油製品の下落は7カ月連続。このほか、古材・残材(-22.7%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(-21.9%)、化学品(-20.8%)、鉱石・金属(-14.9%)で下げ幅が大きかった。果物・野菜・じゃがいも(+19.7%)、砂糖・甘味菓子・パン類(+13.4%)、動物(+10.5%)、飲料(+8.4%)は大きく上昇した。
卸売物価は前月比ではプラス0.2%となり、2カ月連続で上昇した。石油製品は平均2.9%値上がりした。