ルフトハンザ絶好調、第3四半期利益が過去2番目の高水準に

独航空大手ルフトハンザが2日に発表した2023年第3四半期(7~9月)決算の営業利益(EBIT、調整済み)は前年同期比31%増の14億6,800万ユーロとなり、これまでで2番目に高い水準を確保した。需要の増加と価格の引き上げが大きい。売上高は8%増えて過去最高の102億7,500万ユーロを記録。売上高営業利益率は2.5ポイント増の14.3%に上昇した。純利益11億9,200万ユーロで、47%増えた。

1-9月期の営業利益は143%増えて22億8,000万ユーロに達した。23年12月期の目標(26億ユーロ超)達成まであと一歩と迫っているが、経営陣は目標の上方修正は見合わせた。ガザ危機の影響で石油価格が上昇しているほか、航空貨物の需要が鈍っていることを勘案した。第4四半期の旅客機の予約状況は良好で、前年同期を大きく上回っている。

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