フレゼニウスが傘下の不妊治療クリニックを売却

総合医療大手の独フレゼニウスは8日、生殖補助医療を専門に手がけるクリニック子会社Euginを投資大手KKRの生殖医療子会社IVI RMAと投資会社GEDキャピタルからなる企業連合に売却することで合意したと発表した。事業ポートフォリオをスリム化する取り組みの一環。取引価格はマイルストーンを含めて最大5億ユーロに達する。当局の承認を経て売却手続きが来年第1四半期に完了すると見込んでいる。

Euginは生殖補助医療クリニックを世界11カ国の69カ所で展開している。昨年は2億2,700万ユーロを売り上げた。フレゼニウスは同社を2020年末に買収したばかりだが、事業方針の転換を受けて手放すことにした。

IVI RMAは生殖補助医療クリニックを世界14カ国の150カ所強で展開している。雇用規模は4,400人を超える。

上部へスクロール