ドイツ連邦統計局が17日に発表した9月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価調整後の実質に営業日数・季節要因を加味したベースで143.6(暫定値)となり、前月を0.8%下回った。同指数の低下は3カ月連続。世界的な景気の低迷を受けて新規受注が減少していることが反映されている。受注残高の水準自体は依然として極めて高い。
受注残高を地域別でみると、国内が0.9%、国外が0.7%の幅で減った。部門別では投資財が1.0%、消費財が0.2%減少。中間財は0.2%増えた。
構成比重の大きい自動車・自動車部品と機械はそれぞれ2.9%、2.7%落ち込んだ。
受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は前月の7.1カ月から7.0カ月に低下した。部門別の内訳は投資財が9.6カ月(前月9.8カ月)、中間財が3.7カ月(3.7カ月)、消費財が3.4カ月(3.4カ月)となっている。