フィットネスクラブ向けERP(企業資源計画)ソフトウエアの有力企業である独スポーツ・アライアンスは27日、米投資会社PSGエクイティが同社に1億ドルを出資すると発表した。PSGからは21年にも6,500万ドルの出資を受けており、同社はPSGの子会社となる。
スポーツ・アライアンスのダニエル・ハーネルト社長とPSGのマネージャーへの取材をもとに『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたところによると、PSGの出資比率は約33%から約55%に拡大する。スポーツ・アライアンスを4億ドル強と評価して取引を行う。
スポーツ・アライアンスはMcFit、ジョン・リードなど有力フィットネスクラブを顧客に持つ。事業は急速に拡大しており、今年の売上高は21年の2倍強の5,000万ユーロに拡大する見通しだ。ここ数四半期は収支トントンを確保しているという。
PSGは3~5年後をめどに同社を放出する考え。売却と新規株式公開(IPO)を視野に入れている。