仏小包配達大手ジェオポストの独子会社DPDドイチュラントは7日、人員削減計画を発表した。コロナ禍特需の終了で需要が減少しているうえ、高インフレでコストが膨らんでいることから、従業員(9,600人)の約15%に当たる最大1,400人を整理する。
小包需要はコロナ禍が発生した2020年と翌年に大きく拡大。DPDでは21年の配達量が前年比で7%増えた。だが、22年は8.8%減の4億1,200万個に減少している。同社によると、今年は配達需要を左右するEコマースの売上高が約8%減の894億ユーロに縮小する見通しだ。