Ifo経済研究所が26日に発表した1月の独製造業輸出期待指数(DI)は前月を1.3ポイント下回るマイナス8.4ポイントとなり、2カ月連続で悪化した。マイナスの領域に沈むのは8カ月連続。輸出減を予想する企業がこれまでに引き続き、大半の業界で多数派となっている。
Ifoは月例の企業景況感調査の一環としてメーカーおよそ2,300社に今後3カ月の輸出見通しを質問している。メーカーは「増える」「横ばい」「減る」のどれかを選んで回答。「増える」の回答比率から「減る」の回答比率を引いた数に季節調整を加味したものが輸出期待指数となる。同指数がマイナスの領域にあることは、輸出減回答が輸出増回答を上回っていることを意味する。
12月の数値を業界別でみると、プラスの領域に入ったのは衣料品(31.4ポイント)、飲料(20.9ポイント)、食品・飼料(11.8ポイント)、家具(7.5ポイント)だけだった。製紙(−4.5ポイント)、データ処理装置(−5.7ポイント)、機械(−10.2ポイント)、電気装置(−10.2ポイント)、化学(−10.4ポイント)、自動車(−10.5ポイント)、ガラス製品・セラミック・石土加工(−12.2ポイント)、ゴム・樹脂製品(−13.4ポイント)、金属製品(−20.0ポイント)、金属製造・加工(−24.5ポイント)、繊維(−30.5ポイント)などはマイナスに沈んだ。