自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は16日、インド同業マヒンドラ・アン
ド・マヒンドラ(M&M)の電気自動車(BEV)プラットホーム「INGLO」向けに部品
を供給することで合意したと発表した。両社は2022年5月に基本合意し、同年末ま
での最終合意を見込んでいたが、大幅にずれ込んだ。
INGLOにVWグループの大衆BEV向けプラットホーム「MEB」に用いられている電気部
品と、「統一セル」を供給する。統一セルは計50ギガワット時(GWh)を複数年に
渡って提供する。統一セルをグループ外の企業に供給するのは初めて。VWは規模の
効果でMEBと統一セルの収益力を高めることができる。
マヒンドラはINGLOベースのSUV、合わせて5モデルを12月に市場投入する計画。
両社は電動モビリティの分野でさらなる協業の可能性を検討する。