卸売物価10カ月連続低下、1月は前年同月比-2.7%に

ドイツ連邦統計局が16日に発表した1月の卸売物価指数(2015年=100)は前年同月
比2.7減の131.0(2015年=100)となり、10連続で低下した。比較対象の23年1月は
物価が高水準にあり、そのベース効果が働いた。
全体を最も強く押し下げたのはこれまで同様、石油製品で、前年同月を7.2%下
回った。石油製品の下落は11カ月連続。このほか、穀物・葉たばこ・種子・飼料
(−20.3%)、化学品(−16.3%)、鉱石・金属(−12.7%)、古材・残材(−6.
4%)で下げ幅が大きかった。果物・野菜・じゃがいも(+11.8%)、砂糖・甘味
菓子・パン類(+7.%)、飲料(+6.5%)、たばこ製品(+5.1%)は大きく上昇
した。
卸売物価指数は前月比では0.1%増となり、4カ月ぶりに上昇した。石油製品はマイ
ナス1.6%で、これまでに引き続き下落した。

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