エネルギー大手の独ユニパーは19日、ハンガリーで天然ガス火力発電を手がける完
全子会社ユニパー・ハンガリー・エネルゲティコイを仏ヴェオリアの現地子会社
ヴェオリア・インベスト・ハンガリーに売却することで合意したと発表した。ユニ
パーは資金繰りの悪化を受けて2022年12月に国有化された際、欧州連合(EU)の欧
州委員会から同子会社の放出を命じられていた。今回の合意によりこれを履行す
る。取引金額は非公開。関連当局の承認を経て取引が今年下半期に完了すると見込
んでいる。
ユニパー・ハンガリー・エネルゲティコイは同国北西部のジェニューにガス火力発
電所を持つ。発電容量は約430メガワット(MW)。11年に操業を開始した。