エネ大手エーオンが水素スタンド設置へ

エネルギー大手の独エーオンは7日、燃料電池車(FCV)用水素燃料補給スタンドの開
設計画を発表した。ノルトライン・ヴェストファーレン州からの補助金受給が決まっ
たことを受けたもので、トラックと乗用車が利用できるスタンドをエッセン市湾に開
設する計画を具体化する。
エッセンなどの有力産業都市を抱えるライン・ルール地域はドイツの主要な交通結節
点に当たり、燃料電池トラックの燃料である水素の補給インフラに対するニーズが大
きい。水素スタンドの設置計画はこれを踏まえたもので、同州のモナ・ノイバウル経
済・気候相は「助成によりノルトライン・ヴェストファーレンで緊急に必要なタンク
網拡大の重要なインセンティブを創出する」と述べた。投資額およそ460万ユーロの
うち230万ユーロを州が負担する。
エーオンが設置するスタンドでは350気圧と700気圧の燃料補給機を投入する。これに
より市販されているすべての燃料電池車に対応できるという。

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