送電インフラの火災に伴う米自動車大手テスラの独工場の操業停止は17日まで続く見
通しだ。日刊紙『ビルト』が報じ、同社が追認した。当初は11日の再開を見込んでい
たが1週間、ずれ込む見通しとなった。
同工場のあるベルリン東南の地域では5日早朝、送電鉄塔の火災が発生し、周辺の広
い地域で停電が起きた。テスラはこれを受け、操業停止を余儀なくされている。
警察は放火とみて捜査を進めている。地元ブランデンブルク州当局はブルカングルッ
ペという名の極左グループが5日に出した犯行声明を本物とする見方を示した。
テスラの独工場はイエメンの武装組織フーシ派が紅海で行っている船舶攻撃を受け、
1月29日〜2月11日にも生産停止に追い込まれた。