自動車業界の景況感改善、輸出見通しは1年来の高水準に

Ifo経済研究所が3日に発表した独自動車・自動車部品業界の3月の景況感指数
(DI)はマイナス5.8ポイントとなり、前月のマイナス9.9ポイントから改善した。
今後の事業見通しを示す期待指数がマイナス29.5ポイントからマイナス18.7ポイン
トへと大幅に上昇したことが大きい。調査担当者は「独自動車業界は2023年下半期
の景気の底を最終的に脱却したもようだ。先行きを再び確信するようになってい
る」との見方を示した。
輸出期待指数は特に明るさを増した。具体的な数値は示されていないものの、今後
3カ月の輸出見通しで「増える」と回答した企業の割合から「減る」との回答割合
を引いた数は約1年ぶりにプラス2ケタ台に達したという。世界最大市場の中国と同
2位の米国で需要が旺盛になっていることが大きい。