産業ロボットのクーカが人員削減か

中国家電大手・美的集団の独産業ロボット子会社クーカが自動生産設備部門で人員削
減を計画しているもようだ。地元紙『アウグスブルガー・アルゲマイネ』紙が報じた
もので、アウグスブルクで勤務する同部門の従業員(約500人)の半数が対象になる
という。また、10%の給与引き下げが行われるとしている。広報担当者は、同部門の
再建に向け従業員代表および金属労組IGメタルと交渉中であるとして、報道内容への
コメントを控えた。交渉終了後に具体的な措置を明らかにするとしている。
自動生産設備部門は中核事業に属しておらず、同社売上に占める割合も4%と小さ
い。数年前から業績が振るわないことから、メスを入れる。広報担当者は、人員削減
を行う場合は可能な限り他の部署への異動で対処する方針を示した。
クーカの雇用規模は約1万5,000人。本社所在地のアウグスブルクでは3,750人が勤務
している。

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