ルフトハンザが利益予測引き下げ

航空大手の独ルフトハンザ・グループは15日、2024年12月期の営業利益(EBIT、調整
済み)を従来予測の「前期(26億8,200万ユーロ)並み」から「約22億ユーロ」へと
下方修正した。ストによる相次ぐ欠航で利益が押し下げられる。
ルフトハンザ本体では客室乗務員と地上職員がそれぞれストを実施した。ドイツで空
港ストが行われたこともあり、第1四半期の利益は約3億5,000万ユーロ減少。営業損
益は8億4,900万ユーロの赤字となり、赤字幅は前年同期の2億7,300万ユーロから大幅
に膨らむ見通しだ。
ドイツのストはこのほど終了したものの、突然のストで欠航となるリスクを嫌った乗
客が予約を見合わせたことから、その影響は第2四半期にも及ぶ。墺子会社オースト
リア航空でストが続いていることもあり、経営陣は営業利益が第2四半期も約1億ユー
ロ押し下げられるとみている。

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