半導体のインフィニオンがコスト削減へ

半導体大手の独インフィニオンは7日の決算発表でコスト削減プログラムを実施する
ことを明らかにした。市場の低迷を受けた措置。具体策については明らかにしなかっ
たが、営業利益を年ベースで数億ユーロ改善するとしている。
2024年1-3月期(第2四半期)決算の営業利益は前年同期比40%減の7億700万ユーロと
大きく落ち込んだ。主力の自動車向けを含む4部門すべてで2ケタ減を記録。売上高は
12%減の36億3,200万ユーロで、売上高営業利益率は前年同期の28.6%から19.5%へ
と低下した。税引き後利益は52%減の3億9,400万ユーロだった。
経営陣は24年9月通期の業績見通しを引き下げた。売上高を従来予測の「155億〜165
億ユーロ」から「147億〜155億ユーロ」に下方修正。売上高営業利益率も「20%台前
半〜半ば」から「約20%」に引き下げた。消費財向けの製品で需要の低迷が続いてい
るうえ、自動車向けでも成長が急速に鈍っているという。

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