電機大手の独シーメンスは15日、電子機器受託生産世界最大手の鴻海科技集団
(フォックスコン)と基本合意を締結したと発表した。シーメンスのビジネスプ
ラットホーム「Xcelerator」を利用してフォックスコン工場の自動化度を引き上
げ、エンジニアリングと製造工程を最適化。また、持続可能性のバランスシートを
改善する。
EMS(電子機器受託製造サービス)、およびフォックスコンの電動車向け事業モデ
ルであるCDMS(コントラクト・デザイン・アンド・マニュファクチャリング・サー
ビス)の分野で協業する。デジタルツインや人工知能(AI)などXceleratorのポー
トフォリオを実装。効率性とアジリティを高める。省エネとカーボンフットプリン
トの改善にも寄与する見通しだ。