独東部のグリュンハイデ村にある米電気自動車(BEV)大手テスラの工場の拡張計画
を16日、同村議会が賛成多数で承認した。2月の住民投票で過半数が反対票を投じた
ことから、テスラは計画を変更。村議会はこの変更案を了承した。同案は今後、郡の
認可手続きにかけられる。
テスラのグリュンハイデ工場は森林を切り開いて建設された。敷地面積は300ヘク
タールを超える。同社は倉庫や駅を新設するために、さらに100ヘクタールの用地を
獲得する計画を作成した。
この計画の是非を問う住民投票で57.5%が反対の意思を示したことから、テスラは計
画を変更して用地を約50ヘクタールに縮小。16日の村議会では議員19人のうち11人が
賛成票を投じた。
拡張に反対する市民は裁判を通して阻止することを検討するとしている。