造船大手マイヤーが人員削減を計画

独造船大手マイヤー・ヴェルフトが人員整理を計画していることが29日、明らかに
なった。財務の悪化を受けたもので、従業員およそ3,000人のうち440人を削減する
方向だ。金属労組IGメタルとの協議を6月に開始する。経営陣は、遅くとも2027年
末までに適切な自己資本と十分な利益を確保するとともに、国際競争に耐えられる
ようにするためにはポイントを今、切り替えることが重要だとの見解を表明した。
dpa通信が報じた。
広報担当者はどの分野の従業員が人員整理の対象となるかは未定だと述べた。一
方、従業員の代表である事業所委員会は、船舶建造に直接携わっていない従業員が
特に影響を受けるとの見方を示した。
地元ニーダーザクセン州経済省は、マイヤーが本社所在地のパーペンブルクで地域
経済の要となっていることを踏まえ、雇用の維持に努める意向を表明した。

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