自動車大手の仏ルノーが市販価格2万ユーロ未満の電気自動車(BEV)を中国の技術
会社と共同で開発する。業界誌『オートモティブ・ニュース・ヨーロッパ』などが
報じたもので、広報担当者はこの提携により開発時間とコストが改善されると述べ
た。提携先の中国企業名は明らかにされていない。
ルノーは2万ユーロのBEV開発に向け独同業フォルクスワーゲン(VW)と交渉を行っ
たが、先ごろ決裂した。同誌によると、中国企業との共同開発はVWとの交渉決裂と
無関係という。
中国社と共同開発するのは小型車「トゥインゴ」のフォーマットのBEV。プロジェ
クトはルノーの電動車子会社アンペアが主導する。設計と技術開発は主にフランス
で実施され、生産も欧州で行われる。スロベニア工場が有力視されている。開発を
2年で終了し2026年に市場投入する意向だ。