機械受注が1年半ぶりに増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日に発表した独業界の4月の新規受注高は物価調整後
の実質で前年同月を10%上回った。増加は1年半ぶり。比較対象の2023年4月は営業日
数が3日少なかったほか、受注水準も低かったという事情はあるものの、VDMAのチー
フエコノミストは、「新規受注は底を打ったという我々の見方が正しいことは一段と
裏付けられたと思う」と述べた。
大型設備が全体を特に強く押し上げた。地域別では国内が3%、国外が13%の幅で増
加。国外はユーロ圏(ドイツを除く)が1%増にとどまったのに対し、ユーロ圏外は
19%の伸びを記録した。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、2〜4月は前年同期
を実質9%下回った。国内が12%、国外が6%減少。ユーロ圏は12%減、ユーロ圏外は
4%減だった。

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