東芝が欧州の鉄道安全性規格取得

東芝傘下の東芝インフラシステムズは13日、独連邦鉄道庁（EBA）の認定機関である
テュフ・ラインランドから、鉄道車両・部品溶接の欧州安全性規格「EN15085認証」
を取得したと発表した。欧州以外でも同規格を求められるケースが増えていることを
受けた措置。具体的には、鉄道車両向けモーターを対象機器として、最高クラスであ
るCL1に認証された。
大量輸送機関である鉄道には安全性の確保が厳しく求められる。特に欧州では車両お
よび車両に搭載するシステム・部品の安全性のハードルが高い。鉄道車両・部品溶接
ではEN15085認証が定められている。
近年は同規格に準拠を義務づける鉄道事業者が増加している。また、中国など欧州市
場以外でも同規格の準拠を求める鉄道事業者がある。同社は今回の規格取得をてこ
に、海外市場での事業拡大を目指す。