シーメンスの高速鉄道ICEに欠陥、DBへの引き渡し見合わせ

電機大手のシーメンスがドイツ鉄道(DB)向けに製造する高速鉄道「ICE3ネオ」に欠
陥があることが20日、明らかになった。日刊紙『ビルト』が報じ、両社が追認したも
ので、サプライヤーから調達した部品の溶接に問題がある。シーメンスは不具合が解
決されるまで新規の納入を見合わせる。DBのダイヤ運行には支障が出ない。
ICE3ネオは2022年にDBが導入を開始した車両。シーメンスはDBから90編成を受注し、
これまでに21編成を納入した。新たに納入予定の車両の品質検査で問題が見つかった
ことから、引き渡しを休止する。納入済みの車両には問題がない