自動車大手の独BMWは4日、NTTデータと共同でルーマニアにITハブ拠点を開所したと
発表した。BMWグループのグローバルなITハブネットワークの一翼を担い、DX(デジ
タルトランスフォーメーション)を加速させる。
大学都市クルジュ・ナポカに合弁拠点BMWテックワークス・ルーマニアを開設した。
NTTデータが持つアジャイル開発(ソフトウエアを短期間で開発する手法)のノウハ
ウと、現地ITコミュニティのネットワークを活用。BMWの調達、生産、欧州直販など
の分野でITプロジェクトを推進していく。クルジュ・ナポカはIT人材とスタートアッ
プ企業が多くイノベーションに適したエコシステムが存在することから白羽の矢を立
てた。
雇用規模は現在の120人から年末までに250人に拡大する見通し。長期的には4ケタ台
に達すると予想している。
BMWはドイツ、南アフリカ、米国、ポルトガル、中国でもITハブを展開している。