商用車大手の独ダイムラー・トラックは5日、米国に設立した電池セル合弁会社ア
ンプリファイ・セル・テクノロジーズがミシシッピ州マーシャル郡で工場の鍬入れ
式を行ったと発表した。2027年からリチウムイオン電池の一種であるLFP電池(リン
酸鉄リチウムイオン電池)を製造する。年産能力は21ギガワット時(GWh)。2,000
人強の雇用を見込む。
アンプリファイはダイムラー・トラックと米エンジン大手カミンズのクリーンエネ
ルギー部門アクセレラ、米トラック大手パッカーが各30%、中国の電池製造大手
EVEエナジー(恵州億緯リ能、「リ」はかねへんに里)が残り10%を出資して設立
した企業。EVEエナジーはセルの設計と製造に関するノウハウを提供し、その他の3
社は計20億〜30億ドルを拠出する。