鉄道設備大手の独フォスローは31日、コンクリート枕木製造の仏ステバ・グループ
を投資会社タワーブルック・キャピタル・パートナーズから買収することで合意し
たと発表した。顧客にオーダーメイドのソリューションを提供する能力を強化す
る。取引価格は4億5,000万ユーロとなる見通し。ステバの従業員代表と当局の承認
を経て買収手続きが来春に完了すると見込んでいる。
ステバはパリに本社を置く企業で、欧州10カ国に19の生産拠点を持つ。路線・転轍
機用枕木の生産能力は年およそ400万個に上る。従業員数は1,120人。今年は売上高
で約3億4,000万ユーロを見込む。
フォスローは同社の買収によりコンクリート枕木の売上高を5億ユーロ超へと拡大
し、同分野で世界有数のメーカーとなる。