ドイツ連邦統計局が19日に発表した2023年の死亡者数は103万人となり、前年を3.6%
下回った。減少は7年ぶり。死亡者に占める85歳以上の割合は女性で50%を超え、男
性でも約3分の1に上った。
最大の死因は心臓・循環器疾患で、全体の33.9%を占めた。2位はガンで22.4%だっ
た。減少幅は心臓・循環器疾患で2.7%に上ったのに対し、ガンは0.5%にとどまっ
た。
新型コロナウイルス感染症は50.8%減と半減し、シェアは2.5%に低下した。インフ
ルエンザ・肺炎はシェアが2.0%にとどまったものの、13.1%増と大幅に拡大した。
自殺は1.8%増えて1万300人となった。シェアは1.0%。男性が全体の73%を占めたも
のの、女性は8.0%増と増加幅が大きかった。