企業景況感3カ月続落

Ifo経済研究所が26日に発表した8月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は86.6
となり、前月を0.4ポイント下回った。同指数の悪化は3カ月連続。クレメンス・フュ
スト所長は「ドイツ経済はますます危機にはまり込んでいる」と述べた。
現状判断を示す指数が0.6ポイント減の86.5、今後6カ月の見通しを示す期待指数が0.
2ポイント減の86.8へと落ち込んだ。減少は両指数とも3カ月連続。
景況感指数を部門別でみると、製造業では大幅に下落。期待指数は2月以来の低水準
となった。受注残高の減少が止まらない。状況は特に投資財メーカーで厳しい。
景況感はサービス業でも悪化した。特に期待指数で下げ幅が大きかった。
流通業の景況感はわずかに上昇した。改善は3カ月ぶり。現状判断がやや上向いた。
景況感の水準自体は極めて低い。
建設業の景況感指数は横ばいだった。期待指数はやや低下したものの、現状判断がや
や改善した。

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