独自動車部品大手WKW(ヴァルター・クライン・グループ)は20日、ヴッパータール
区裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。同社は数年前から財務が悪化してお
り、今夏には米投資家への売却交渉も開始していた。昨年の売上高は5億6,000万ユー
ロで、ドイツ国内の雇用規模は3,000人強だった。
同社はトリムの有力メーカー。フォルクスワーゲン(VW)やメルセデス、BMWなどの
完成車メーカーを顧客に持つ。
グループ企業のうちヴッパータールにあるヴァルター・クラインとフェルバートにあ
るWKWの2社を対象に今回、会社更生手続きの適用を申請した。両社の雇用規模はそれ
ぞれ500人、1,500人に上る。