シーメンスが2期連続最高益更新

電機大手の独シーメンスが14日に発表した2024年9月通期決算の税引き後利益は前期
比5%増の89億9,200万ユーロとなり、2期連続で過去最高を更新した。ローラント・
ブッシュ社長は、電化、モビリティ、ソフトウエア需要の拡大が追い風になっている
と述べた。
同社が重視する産業4部門の税引き前利益(EBT)は1%増の113億9,000万ユーロとな
り、こちらも過去最高を記録。デジタル産業を除くすべての部門で増益を確保した。
4部門の売上高は736億8,700万ユーロとなり、為替変動と事業売却・買収を除いた
ベースで3%増加した。売上高税引き前利益率は15.5%に達した。
金融サービスと非中核事業を含むシーメンス全体の売上高は3%増の759億3,000万
ユーロ、EBTは1%増の112億2,700万ユーロだった。
25年9月期は売上成長率で3〜7%を見込んでいる。デジタル産業部門については最悪
の場合6%の減収になるとしている。

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