卸売物価18カ月連続で低下、10月は−0.8%に

ドイツ連邦統計局が15日に発表した10月の卸売物価指数(2021年=100)は前年同月
比0.8%減の116.2となった。同指数の低下は18カ月連続。景気低迷で需要が鈍ってい
ることが背景にある。
全体を最も強く押し下げたのは前月同様に石油製品で、11.5%下落した。このほか、
鉄・鉄鋼(−5.3%)、データ処理・周辺機器(−4.9%)、化学品(−4.6%)で大
きく低下した。
コーヒー・茶・カカオ・香辛料(+26.0%)、非鉄金属鉱石・非鉄金属(+
24.0%)、砂糖・甘味菓子・パン類(+9.9%)、古材・残材(+8.3%)は大きく上
昇した。
卸売物価は前月比では0.3%増となり、3カ月ぶりに上昇した。

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