独電気電子工業会(ZVEI)が9日に発表した同国電機業界の10月の新規受注高は前年
同月を1.8%上回った。増加は3カ月ぶり。新規受注はこのところ減少する月が圧倒的
に多く、チーフエコノミストは「長らく待たれる景気好転の始まりはまだ告げられて
いない」と明言した。
国外受注が7.2%増と大きく伸びた。ユーロ圏(ドイツを除く)が8.2%増、ユーロ圏
外が6.7%増とともに拡大した。ユーロ圏外の増加は2カ月連続。国内受注は4.1%減
と振るわなかった。
1〜10月の新規受注は前年同期を9.1%下回った。国内が11.1%、ユーロ圏が7.6%、
ユーロ圏外が7.2%の幅で落ち込んだ。
10月の業界生産高は物価調整後の実質で前年同月を4.4%下回った。1〜10月も前年同
期比で9.3%低下した。
11月の生産計画(先行き3カ月)で「拡大」を予定する企業の割合から「縮小」の割
合を引いた数(ディフュージョン・インデックス=DI)は前月のマイナス12ポイント
からマイナス13ポイントへと低下した。生産減予定の企業が生産増予定の企業をこれ
までに引き続き大きく上回っている。
10月の業界売上高は前年同月比0.4%増の190億ユーロに拡大した。ユーロ圏外が
4.5%増加。国内は1.9%、ユーロ圏は1.1%減少した。
1〜10月の業界売上高は前年同期比6.3%減の1,853億ユーロ。内訳は国内が7.0%減の
883億ユーロ、ユーロ圏が6.2%減の346億ユーロ、ユーロ圏外が5.6%減の624億ユー
ロだった。
11月の業界景況感指数(DI)は前月のマイナス26ポイントからマイナス17ポイントへ
と上昇した。現状判断を示す指数がマイナス28ポイントからマイナス22ポイント、今
後6カ月の見通しを示す期待指数がマイナス24ポイントからマイナス11ポイントへと
ともに改善した。
11月の輸出期待指数(DI、先行き3カ月)はプラス2ポイントとなり、前月のマイナス
12ポイントからプラス転換を果たした。輸出の増加を見込む企業が減少を見込む企業
をわずかに上回っている。