車部品のコンチネンタル、オートモティブ部門の分離を取締役会が決議

自動車部品大手の独コンチネンタルは9日、自動運転や車両ネットワーキングを手が
けるオートモティブ部門の分離を取締役会が決議したと発表した。来年3月の監査役
会、同4月の株主総会で承認されれば、同年末までにスピンオフを完了する意向だ。
持ち株会社化も行い、他の事業部門についても自立性を高める。
コンチネンタルはオートモティブ、タイヤ、およびホースなどタイヤ以外のゴム製品
を手がけるコンチテックの3部門で構成されている。タイヤとコンチテックは収益力
が高い。オートモティブは両部門とのシナジー効果が小さいうえ、収益力が低迷して
いることから、分離を求める声が数年前から出ており、取締役会は8月、スピンオフ
の詳細を検討することを決議していた。
スピンオフが計画通りに実施されると、コンチネンタルの株主は出資比率に応じて新
会社の株式を取得することになる。

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