ドイツ連邦ネットワーク庁が3日に発表した電力市場データによると、2024年の国内
発電総量は前年比4.2%減の431.7テラワット時(TWh)だった。再生可能エネルギー
は254.9TWhで、全体に占める割合は前年の56.0%から59.0%へと拡大した。
最大の電源は風力で、洋上は9.4%増の25.7TWh、陸上は5.8%減の111.9TWhだった。
太陽光は伸び率が最も大きく、13.6%増の63.3TWh記録した。日照時間が長かったほ
か、新設容量が増えたことが背景にある。バイオマスは36.0TWhで、前年を4.8%下
回った。
在来型発電は計176.8TWhで、10.9%減少した。石炭が31.2%、褐炭が8.8%縮小。天
然ガスは8.6%増の56.9TWhに拡大した。
電力の卸売価格(前日市場)は1メガワット時(MWh)当たり平均78.51ユーロとな
り、前年の95.18ユーロから17.5%低下した。取引価格がマイナスとなるネガティ
ブ・プライスの発生時間は8,784時間中457時間で、前年の8,760時間中301時間から大
きく増加。一方、1MWh当たりの価格が100ユーロを超えた時間は4,106時間から2,296
時間へと大幅に減少した。
電力の輸入量は67.0TWhとなり、前年に比べ23.2%増えた。同輸出量は10.1%減の35.
1TWhに縮小しており、輸入超過幅は拡大した。ドイツには国内需要を賄う発電能力が
あるものの、電力価格が高いことから割安な輸入が増えた。