製薬大手の独シュターダは9日、新規株式公開(IPO)を検討していると発表した。メ
ディア報道を追認した格好。同社の全株式を保有する投資会社ベイン・キャピタルと
シンベンからなる企業連合ニッダ・ヘルスケア・ホールディングは様々な選択肢の1
つとしてIPOを視野に入れている。IPOが実施されると、シュターダは株式市場に数年
ぶりに復帰することになる。
シュターダは後発医薬品と一般医薬品(OTC)の有力メーカー。ベインとシンベンに
2017年に買収され、上場が廃止された。その後は積極的な買収を通して事業を拡大し
ている。23年の業績は売上高が前年比14%増の37億ユーロ、営業利益(EBITDA)が同
19%増の8億200万ユーロだった。
ベインとシンベンは同社の売却に向け他の投資会社と交渉を行ってきた。IPOの公算
がここにきて高まっているのは、売却交渉が思わしくないためとみられる。
IPOを実施した場合、シュターダはオランダ法に基づく持ち株会社となるものの、本
社はドイツにとどまる。経済紙『ハンデルスブラット』によると、IPOの規模は10億
〜20億ユーロとなる見通し。