連邦統計局と連邦経済省が9日に発表した11月の鉱工業生産指数(2021年=100)は物
価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前月比1.5%増の92.2(暫定
値)へと上昇した。増加は3カ月ぶり。経済省は新規受注の減少や景況感の悪化を踏
まえ、今後数カ月は製造業の景気回復を見込めないとの見方を示した。
製造業の指数は93.2となり、前月を1.0%上回った。投資財が1.4%、中間財が
0.5%、消費財が0.9%の幅で増加した。各部門の指数は投資財が101.1、中間財が84.
7、消費財が90.9となっている。
エネルギー業は5.6%増となり、6.0%減となった前月の落ち込みがほぼ相殺された。
指数は81.0と基準値の100を19%下回っている。
建設業は2.1%増の92.9だった。
生産高を業界別でみると、コークス製造・石油加工が16.3%増、その他の輸送機器が
11.4%増と大きく拡大。自動車・自動車部品(0.8%増)、データ処理装置/電気・
光学製品(2.3%増)も前月を上回った。化学は0.9%、製薬は2.4%減少した。
鉄鋼や化学などエネルギー集約型産業は1.5%増加した。
鉱工業生産を特殊要因によるブレが小さい3カ月単位の比較でみると、9〜11月は前期
(6〜8月)比で1.1%低下した。製造業が1.3%、建設業が0.2%、エネルギー業が
2.4%の幅で後退した。エネルギー集約型産業は4.1%減だった。
10月の鉱工業生産は当初の前月比1.0%減から同0.4%減に上方修正された。