GMOインターネットグループは10日、傘下のGMOサイバーセキュリティbyイエラエが
欧州連合(EU)のサイバーレジリエンス法(CRA)準拠の支援サービスを開始した
と発表した。CRAの整合規格策定に携わる独認証機関デクラと連携。欧州で事業を
展開するメーカーにサービスを提供する。
CRAはデジタル要素を含む製品の消費者を保護し、サイバーキュリティ確保を製造
者に義務付ける規則。昨年10月に成立した。パソコン、テレビ、冷蔵庫、家庭用監
視カメラなどネットに接続する機器のメーカーやソフトウエアの開発業者は、設計
の段階からサイバーセキュリティ対策を義務付けられる。準拠状況を管理する「CE
マーク」を取得できない製品は欧州市場で販売できない。
GMOサイバーセキュリティbyイエラエでは各種国際標準の策定委員会委員としての
経験を持つ製品セキュリティの専門家が、CRA準拠に向けた取り組みの始動、社内
プロセスの構築、取り組みのレベル向上、および第3者認証取得申請手続きをデク
ラとの連携を通して迅速に支援し、欧州市場への製品展開をサポートしていく。