宿泊・飲食業売上、24年は実質2.1%減少

ドイツ連邦統計局は21日、宿泊・飲食業界の2024年の売上高が物価調整後の実質で前
年を推定2.1%下回ったことを明らかにした。名目ベースでは1.0%増えたものの、物
価が上昇したことから実質減となった。コロナ禍直前の19年と比べると、名目が
10.4%増となったのに対し、実質は12.6%減と大幅に縮小した。
24年の実質売上は特に飲食部門で振るわなかった。24年1〜11月のデータをみると、
同部門は前年同期を3.7%割り込んだ。必要度の低い分野で消費者が支出を抑制して
いることが反映されている。宿泊は0.4%減だった。名目ベースでは飲食が0.4%減、
宿泊が2.6%増となっている。

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