ドイツ連邦統計局が21日に発表した11月の製造業受注残高指数(2021年=100)は物
価調整後の実質に営業日数・季節要因を加味したベースで104.9(暫定値)となり、
前月を0.1%上回った。増加は3カ月連続。国外受注が0.3%増え、全体を押し上げ
た。国内は0.3%落ち込んだ。
部門別では投資財が0.4%伸びた。消費財は0.6%、中間財は0.9%減少した。
主要産業では機械が0.8%減となり、これまでに引き続き低下したものの、自動車は
3.2%増えた。「その他の輸送機器(航空機、船舶、鉄道車両、軍用車両)」は1.2%
縮小した。
受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は前月と同じ7.3カ
月だった。部門別の内訳は投資財が9.9カ月(前月10.0カ月)、中間財が4.1カ月(4.
1カ月)、消費財が3.6カ月(3.6カ月)となっている。
11月の受注残高は前年同月比(物価・営業日数調整値)では0.7%減少した。