ドイツの物品ネット通販売上高(付加価値税を含む)が2024年は805億7,100万ユーロ
となり、前年を1.1%上回ったことが、電子商取引・通販全国連盟(BEVH)の発表で
分かった。増加は3年ぶり。22年と23年はコロナ禍特需の反動で大幅に落ち込んでい
た。ようやく底を打った格好だ。小売売上高に占める割合は0.1ポイント減の10.1%
とやや縮小した。
ネット通販売上を部門別でみると、日用品(3.4%増)、余暇製品(3.1%増)、調度
品(3.1%増)で伸び率が大きかった。衣料品は0.2%増、娯楽品は1.1%減だった。
製品別では医薬品(6.3%増)、食料品(5.5%増)、ペット用品(5.4%増)、DIY用
品・花(4.8%増)、家庭用品・家庭用器具(4.5%増)、玩具(4.3%増)で大きく
増加。電子・通信機器(2.4%減)、事務用品(1.8%減)、書籍(1.6%減)は振る
わなかった。
今年は売上成長率で2.5%を見込む。