半導体大手の独インフィニオンは8日の決算発表で、2025年9月通期の業績予測を引き下げた。米トランプ関税とそれに伴うドル安の影響を受けたもので、売上高を従来予測の「横ばい〜やや増加」から「やや減少」へと下方修正した。事業部の合計利益の対売上比率も、「10%台半ば〜後半」から「10%台半ば」に引き下げられた。
1〜3月期(第2四半期)の売上高は35億9,100万ユーロで、前期比5%増となった。売上の半分を占める自動車向けが好調だったこともあり、事業部の合計利益も5%増の6億100万ユーロに拡大。売上高に対する利益率は横ばいの16.7%となった。一方で、税引き後利益は6%減の2億3,200万ユーロに落ち込んだ。