企業の40%以上がAI利用

 ドイツ企業の40.9%が人工知能(AI)を利用していることが、Ifo経済研究所のアンケート調査で分かった。前年の27%から大幅に増えている。利用を「計画している」は18.9%、「検討している」は27.5%に上っており、急増は今後も続く見通しだ。調査担当者は「AIはますます企業の戦略テーマとなっている」と述べたうえで、既存のプロセスに有意義に統合できるかどうかが課題になるとの見方を示した。

 AIの利用率が最も高い部門は製造業で、46.7%に上った。これにサービスが41.0%、小売が36.7%、卸売が31.9%、建設が25.0%で続いた。

 業界別では広告・市場調査が84.3%を記録。ITサービスは73.7%、自動車は70.4%に上った。化学と機械はともに約50%だった。

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