化学大手の独ヘンケルは2日、鉱山、インフラ、製造業向けのメンテナンス、修理製品を手がける南アフリカ企業ノードバック(Nordbak)を買収したと発表した。接着剤部門の成長戦略に基づき、急成長する新興国でMRO(整備・補修・オーバーホール)事業を強化する。取引金額は明らかにしていない。
ノードバックは従業員数が105人。ヴァーダヴル、カトゥ、ファラボルワに工場を持つほか、サービス網を展開している。
ヘンケルはインフラの老朽化や持続可能性を重視する時代の流れを背景に需要が拡大するとみてMRO分野の事業を強化している。昨年も保護コーティングとシーリング材を手がける米シール・フォー・ライフ・インダストリーズを買収した。