鉄鋼大手ザルツギターが業績予測引き下げ

 鉄鋼大手の独ザルツギターは17日の適時開示で2025年12月期の業績予測を引き下げた。上半期の業績が振るわなかったうえ、下半期も回復が見込めないことを受けたもの。税引き前損益の予想レンジを従来の「1億ユーロの赤字〜1億ユーロの黒字」から「1億ユーロの赤字〜収支トントン」、営業利益(EBITDA)を「3億5,000万〜5億5,000万ユーロ」から「3億〜4億ユーロ」、売上高を「95億〜100億ユーロ」から「90億〜95億ユーロ」に下方修正した。

 25年6月中間期暫定決算の税引き前損益は8,380万ユーロの赤字で、赤字幅は前年同期の1,150万ユーロから大きく膨らんだ。営業利益は2億3,360万ユーロから1億1,680万ユーロに半減。売上高も52億ユーロから47億ユーロに落ち込んだ。

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