半導体大手の米インテルは25日、ドイツ東部のマグデブルグに工場を建設する計画を撤回した。同社は経営が悪化しており、再建を模索中。ポーランド西部のヴロツワフに工場を建設する計画も中止する。3月に就任したリップブー・タン最高経営責任者(CEO)は「すべての投資は経済的に意味がなければならない」と述べた。
同社はマグデブルク工場の建設計画を2022年に発表した。23年に着工し、27年から生産を開始する予定だったが、プロジェクトは遅延。昨年9月には建設をさらに2年延期すると表明していた。投資総額は300億ユーロで、その3分の1を補助金で賄う計画だった。