ドイツ連邦統計局が29日に発表した8月の消費者物価指数 (暫定値)は前年同月比プラス2.2%となり、上げ幅は前月の 2.0%から拡大した。インフレ率の上昇は8カ月ぶり。エネル ギーの下げ幅が前月の3.4%から2.4%に縮小するとともに、 食料品の上げ幅が同2.2%から2.5%に拡大したことが大きい。 エネルギーと食料品を除いたコアのインフレ率は3カ月連続で 2.7%となった。
物価を強く押し上げているサービスの上昇率は前月と同じ 3.1%だった。直近のピークである4月に比べると0.8ポイン ト低い。
消費者物価は前月比では0.1%上昇した。
欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比が2.1%、 前月比が0.1%。前月はそれぞれ1.8%、0.4%だった。