中堅自動車部品メーカーの独AEグループは1日、本社所在地ゲルストゥンゲン(テューリンゲン州)とネンタースハウゼン(ヘッセン州)にある工場を年末に閉鎖すると発表した。ポーランド西部のストシェルツェ・クライェンスキエ工場はすでに操業を停止しており、同社は全工場を閉鎖することになる。
AEグループはアルミ鋳造部品メーカーで、昨年8月に民事再生手続きの適用を裁判所に申請。投資家を模索してきたものの見つからなかったことから、今年8月に会社更生法の適用を受けていた。需要の弱含みやエネルギー・原料コスト高、産業立地条件の悪化がネックとなり、買い手が現れなかったもようだ。