インフィニオンがタイ工場売却

 半導体大手の独インフィニオンは18日、タイのバンコク/ノンタブリ工場を協業先のマレーシア企業MPI(マレーシアン・パシフィック・インダストリーズ)に譲渡することで合意したと発表した。内製とアウトソーシングを適切に組み合わせることで生産効率・柔軟性を高める戦略に基づく措置で、今後は同工場で生産される製品の長期供給をMPIから受ける。売却価格は公表していない。来年初頭の取引完了を見込む。

 バンコク/ノンタブリ工場は自動車、コネクティビティ、IoTソリューション向け標準パッケージングを手がける半導体製造の後工程(バックエンド)拠点。インフィニオンがバンコク南部のサムットプラーカーンで建設中の後工程工場とは補完性があるという。

上部へスクロール