小切手が27年末で廃止に

 ドイツ連邦銀行(中銀)は22日、国内の小切手の取り扱いを金融機関が2027年末で終了すると発表した。決済のデジタル化を背景に利用者がほとんどいなくなっていることを受けた措置。小切手の取り扱いはコストがかさむことから廃止を決めた。

 小切手の取扱件数は07年時点で7,550万件に上っていた。24年にはこれが200万件に減少。キャッシュレス決済に占める割合はわずか0.01%に過ぎなかった。連銀は小切手を現在も使用している企業などに別の決済方式に転換するよう促している。

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